第二回 細谷賞 作品紹介 1

2019年12月3日 - ニュース

2019年10月 第二回細谷賞が決定しました。
受賞作品と書評を順次紹介していきます。

先ずは、細谷正充氏のプロフィールを紹介します

「細谷正充 プロフィール」
一九六三年、埼玉県に生まれる。子供の頃から読書に耽溺。児童書でミステリーとSFを読む。中学一年生の時に、横溝正史の『八つ墓村』と出会い、本格的にミステリーを読み始める。その後、捕物帖を経て、時代小説も愛読書になった。 もっとも好きな作家は山田風太郎。
あまりに好きすぎて高校一年生の時に自宅を訪ね、いろいろ話を聞いた。また、ミステリーの愛好会に所属し、会報に原稿を書くようになる。二十代になり、バイトで働いていた書店に就職。数年、書店員生活を続ける。
ミステリー愛好会の縁で、山田風太郎の『魔界転生』の文庫解説を書く機会を得た。一生に一度の記念だと思い執筆。しかしこれを見た知人から、新たに創刊される小説誌の歴史・時代小説の書評欄を紹介された。
さらに書評を見た新聞社の文化部記者に声をかけられ、新聞にも歴史・時代小説の書評を書くようになる。
しばらくは書店員と書評家の二足の草鞋で活動していたが、三十歳の時に身体を壊す。これにより書店員を辞め、筆一本の生活に入った。
以後、歴史・時代小説とミステリーを中心に、エンターテインメント小説全般を幅広く評している。
著書に『松本清張を読む』『必殺技の戦後史』『少女マンガ歴史・時代ロマン 決定版全100作ガイド』など。また、『江戸の老人力』『あやかし〈妖怪〉時代小説傑作選』『情けに泣く』等、多数のアンソロジーを編纂している。